#フクシマ 真実と未来: #3号機 臨界爆発映像と #4号機 爆発の解析 Gundersen 5/12,2012(日本語訳)

フクシマ 真実と未来:3号機臨界爆発映像と4号機爆発の解析 ガンダーセン氏 5/12,2012


<日本語要約:魑魅魍魎男さん ; 訳修正&追加訳、日本語字幕:Jo2Rayden *一部要約> 
Fukushima Daiichi ; The Truth and the Future / Arnie Gundersen
http://www.fairewinds.com/content/fukushima-daiichi-truth-and-future

Magie Gundersen:
こんにちは 広瀬さん。関西のみなさん、こんにちは。
非営利団体のFair winds Energy Educationの設立者で、代表のマギー・ガンダーセンです。
私の夫、主任エンジニアのArnie Gundersenが、トリプル・メルトダウンした福島第一原発の解説を致します。
みなさんがこのビデオをご視聴いただき、ご質問がございましたら当方にご連絡いただければ、ありがたくお答えしたく存じます。


Magie Gundersen:
「福島第一4号機はどの程度危険ですか?また地震や津波に襲われる可能性がありますが。」

Arnie Gundersen:
4号機は最大の懸念事項です。火災になったら東京から逃げなさいと、本にも多くを書きました。
未だに福島原発において、大変憂慮すべき事です。
4号機は、他よりも保管してある核燃料が多い。使用後すぐの核燃料もある。
しかも核燃料は、格納容器には納まっていない。これだけでも、十分に危険過ぎます。
M7.5の大きな地震が起きたら、4号機建屋はもたないでしょう。
使用済み核燃料は、常に水冷する必要がある。空気に触れれば、ジルコニウム被覆管が燃える。
いったん燃え上がれば、水を掛けることが出来無い。水を掛ければ悪化します。
核燃料は、炎が消えるまでに完全に燃やしつくされることになり、放射性物質は大気中に放出拡散し、日本をそして世界を覆うでしょう。
今までに人類が行なった核実験で出た放射能の総量よりも、福島原発4号機プール核燃料の放射能の総量は多いのです。(しかも4号機だけで)
これは非常に大変な状況で、日本政府が早急に移動できるとは思えません。
いつ地震がくるとも限らないので、できるだけ早く燃料を取り出して移動しなければなりません。
重要な所は、スピードだが、日本政府は、2013-14年に4号機を別の建屋で囲い燃料を移動する計画を発表した。
4号機の核燃料移動は最優先事項であるが、東電・政府の動きは遅すぎます。
4号機の核燃料移動は最優先事項です。
同時に、地震に耐えられるように、4号機プールを強化することです。
核燃料プールには、覆いがなく露天状態です。これは危険な状態です。

ブルックヘブン国立研究所の報告では、18万7千人がプールの火災により発ガンすると指摘されている。
東電も日本政府も深刻に考えていないのが問題です。
昨年、共に働く機会のあった松村昭雄氏の4号機プールを憂慮する主張が、世界でやっと理解された。政府・東電に早急に対応するようにお願いしたい。


Magie Gundersen:
「セシウムの危険性と放出された他の放射性同位体については?」

Arnie Gundersen:
セシウム137の半減期は30年、つまり放射性が無くなるまでの300年間は危険です。
セシウムは、カリウムと間違えて体内に取り込まれる。筋肉に蓄積されガンやいろいろな異常を引き起こす。
ブルックヘブン国立研究所の報告は、ガンの死亡数の研究であり、放射性セシウムがいろいろな病状を引き起こすことは考慮していない予想死亡数です。
幼い子供達は、セシウムが心臓にはいるといわゆるチェルノブイリ・ハートとなり、一度心筋にダメージを与えられると一生回復できなくなる。
他の放射性同位体が、引き起こす問題の大半をセシウムは生じさせます。


Magie Gundersen:
「3号機爆発は即発臨界によるものというが、その根拠は?」

Arnie Gundersen:
1号機の爆発は音速以下で、爆燃(deflagration) が起きました。
3号機の爆発は全く異なり、爆轟 (detonation)です。爆発速度は超音速です。
どう爆発したかより、爆轟(detonation)であったことが重要な点です。
格納容器は、爆燃は耐えられても爆轟(detonation)には耐えられない。
原子力業界はこの事実を無視しているが、3号機で、爆轟(detonation)がおきたのは重要な問題です。
ではどうして爆轟が起きたのでしょう。水素爆発では爆轟は起きません。ヒントは2つあります。
NRCの昨年3月の報告では、2キロ先で3号機から飛散した燃料破片が見つかったとある。
炉心、格納容器が壊れて破片が飛散したとすれば、汚染がもっとひどいはずです。つまり、3号機の核燃料プールからの核燃料に違いないでしょう。
ビデオが示すように、3号機の核燃料プールの位置で爆発が起きています。どうやって起ったのかが問題です。
建屋天井付近に溜まった水素が爆発したなら、下向きに圧力が加わるはずです。これでは破片は外に飛ばない。
何らかの力が、核燃料破片を上昇、飛散させたのです。
プール内で即発臨界爆発が、核燃料破片を上昇、飛散させたに違いないでしょう。
核燃料を、ラックにぎっしり詰めているので臨界は起きやすい。

3号機の爆発は、40年前のBORAX実験の爆発に似ています。
BORAX実験の爆発は、即発モデレート(緩和)臨界です。
3号機の爆発とまったく同様の爆発です。
左の画像は40年前のBORAX実験の爆発映像。
まったく同じ爆発が3号機で起きたと結論しました。プール内で即発臨界爆発が、核燃料破片を上昇、飛散させた。
即発モデレート(緩和)臨界は、核爆発ではありません。
核爆発は、即発ファースト(急速)臨界。
この即発臨界の連鎖反応は核爆弾よりは遅いが、原子炉の臨界より速い。
BORAXの爆発は、どの様に破壊の影響あるか試した実験でした。
BORAX実験の爆発と3号機の爆発を見比べれば、多くの相似がわかります。
私の推論ですが、プール内で即発臨界爆発が核燃料破片を上昇、飛散させたのです。

もう一つは、プール上部の屋根が完全に吹き飛んでいることです。原子炉上部の屋根は残っている。つまり、プール内で即発臨界爆発が起ったのです。
格納容器の上蓋が内部圧力によって持ち上げられ、隙間から放射性ガスが吹き出した。しかし、それがあの爆発を引き起こしたという証拠にはなりません。
1、3号機の爆発速度の違いと、NRCの昨年3月の報告で2キロ先で3号機から飛散した燃料破片を発見したと言うのが、この推論のもとなのです。


Magie Gundersen:
「4号機の水素爆発について。どうやって起きたのですか?」

Arnie Gundersen:
福島の事故で最も大きな謎は、どうやって4号機の爆発が起きたのか。東電は3号機から配管を通って来た水素で、4号機が爆発したと主張している。可能性のひとつだか、私は疑っています。
なぜなら、3号機格納容器は壊れていて、4号機に水素を押し出すほどの圧力はなかっただろう。

水素爆発の原因は、4号機建屋内にあったのです。2つ考えられます。
佐治博士の説は、プールの水が分解して水素が発生した。水温が上がり水素が上昇して爆発した。
もう一つは私の説だが、プール内燃料の上部が一部露出し、空気に触れて水素を発生し爆発した。
佐治博士は、プール水が分解し水素発生。私はプール内核燃料から水素発生と、4号機で水素が発生したと共通の見解です。
原子力業界は全く考えていないが、佐治博士のコメントの様にプール水温が80度でも部分的が沸騰することはあり得ます。私の説だが、プールが部分的に枯れ、沸騰が起った。
原子力業界は全く考えていないが、プール水温が100度以下でも部分的に沸騰することはあり得るのです。

世界中に数十機もあるマーク1型原発だけでなく、400機の原発で建屋内に核燃料プールのある設計のものは、4号機プールで水素爆発が起きた失敗を真剣に考えて、防止する手立てを打たねばなりません。


Magie Gundersen:
「4号機プールで即発臨界が起きた可能性は?また4号機が放射性物質を放出する可能性は?」

Arnie Gundersen:
1年以上経っているので、事故直後に比べ燃料の温度は下がっているが、もう2年は、水冷が引き続き必要です。
事故発生時と比べ、水素が発生して爆発する可能性は低い。
最大の懸念はプールの水がなくなることです。
大地震などが起り、プールに亀裂が走って水がなくなる。燃料がむき出しになって燃え出す。それが一番恐い。風向き次第で最悪、東京も避難が必要になります。
放射能汚染地区を放棄することにより、日本が2つに分断される可能性もあるのです。
深刻な事故が有り得るので、燃料を取り出すまで地震が起きないよう、神様にお祈りするしかないでしょう。



Magie Gundersen:
「スリーマイル島、チェルノブイリと比べて放射能の危険性はどうですか?」

Arnie Gundersen:
スリーマイル島事故で死者はいないとNRCは言っているが、証拠ははっきりしていて、実際はガンが増え亡くなっています。スティーブ・ウィング博士の報告が当サイトにもあります。
ピッツバーグ大学の報告では、今になって白血病の増加が認められるとある。
チェルノブイリや福島よりは100分の1以下のはるかに軽微な事故だったにもかかわらずです。

福島からは、チェルノブイリの3倍の放射性不活性ガス雲が放出され北西に広がった。前の予測値よりさらに悪い。
ヨウ素、セシウム・ガスについてはチェルノブイリにほぼ等しい量が放出された。
内陸のチェルノブイリと違って福島では海に流れたのが、日本人にとっては不幸中の幸いでした。

もう一つ幸運だったのは、地震が金曜日に起きたこと。福島第一、第二ともに十分な数の作業員がいたこと。週末だったら係員が手薄で迅速な対策が取れず、さらに悲惨なことになっていたでしょう。
夜中や週末は係員が少なく、事故が起きたら非常に危険です。コストダウンのために係員を減らすのは問題です。作業員が多く原発にいたことが世界を救ったのです。

ここで重要なのが、フクシマは、チェルノブイリよりもっと多くの放射性物質が放出された。
週末に事故が起っていたら、更に酷い事故になっていたでしょう。


Magie Gundersen:
「ホットパーティクルの危険性については?」

Arnie Gundersen:
非常に懸念しています。ホットパーティクルには、何十万もの放射性原子が含まれ、何年も、何十年も影響を及ぼします。肺や肝臓に入り込み、常に組織を冒し続け、ガンを引き起こします。
カルトフェン氏がAmerican Public Health Associationで研究発表し、福島と東京の車のエア・フィルターの汚染を示しましたが、我々の肺も同様なのです。子供には特に危険です。長い人生を生きなければならないし、細胞分裂も盛んだからです。
これから先30-40年は、福島を含め日本の子供たちが、福島原発から放出されたホットパーティクルでガンにならないか注意が必要です。




Magie Gundersen:
「福島第一原発事故の教訓は何ですか?」

Arnie Gundersen:
この事故の前に、事故の起きる可能性について話しましたが、どこで起きるかわからないが、マークI沸騰水型原子炉が事故を起こすだろうという予想は的中しました。
フクシマの教訓とは、原発とは国家を崩壊させうるテクノロジーだということです。
ゴルバチョフ元大統領は、回顧録で「ソ連を崩壊させたのはペレストロイカではなく、チェルノブイリ原発事故だった。」と書いています。あれから30年近く経つのですが、この事は何処でも起り得るのです。
ソ連を崩壊させた要因は、チェルノブイリ事故だったのです。
福島原発の事故処理だけで、今後20年で5千億ドルもの費用がかかるでしょう。

日本は今、分岐点にいます。エネルギー政策を根本から考え直して、スマートグリッドを構築して、エネルギー源を分散化しエネルギーを互いに融通するか、あるいは、今まで通り20世紀型中央集中型のエネルギー供給に頼り、原発を続けて、また事故を起こすかです。
21世紀のコンピュータ社会では、中央集中型のエネルギー供給は不要です。
分散型エネルギー供給技術で日本は世界をリードし、それでビジネスをすることができます。世界はそういった日本の技術を待ち望んでいるのです。
福島第一原発事故は、人類史上最悪の産業事故で5千億ドルも処理費用がかかるが、日本にとってはビジネスの方向

私は日本が前者を選択することを望んでいます。

-END-

2015年放射能クライシス
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(2011/09/29)
武田 邦彦

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テーマ : 原発事故
ジャンル : ニュース

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Jo2Rayden

Author:Jo2Rayden
"Not the old create a new era!"
原子力関連、放射線関連の動画に日本語訳、英訳を付けてご紹介させて頂いております。
1/1 GUNDAMの自作動画に東日本大震災の義援金受付先各WEBの紹介を付記してご紹介させて頂いております。
I stay on Earth. I speak Japanese & English.I'm interested in Nuke Power Energy Policy, Donation for East Japan.

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