#福島原発 事故:黒い雨で家畜が被曝! 80km圏外へ全員退避すべき! ガンダーセン7/19

福島原発事故:黒い雨で家畜が被曝! 80km圏外へ全員退避すべき!7/19



(日本語訳:Jo2Rayden)

こんにちは。フェアウィンズのアーニー・ガンダーセンです。7月19日火曜日です。

本日は、
1)福島第一原発の現状について
もっと重要な問題ですが、
(2)日本中で検出されている放射性物質について
(3)日本で「黒い雨」と呼ばれ始めているものについて 
お話したく思います。

(1)福島第一原発の現状について

1号、2号、3号機原子炉すべてと4号機燃料プールからは、放射性物質が放出され続けています。現在、日中は暑いために放射性物質の放出を目視することはできませんが、夜になれば見れます。
これについては”原子炉が爆発したのではないか?”と皆さんからたくさんメールをもらっていますが、これは原子炉から立ち上る蒸気が太平洋の冷気にぶつかったものです。
ですから、放射性物質放出は今も続いています。
しかしながら、福島原発からの放射性物質のほとんどは3月と4月に放出されました。現時点の毎日の放出量は、3月や4月のものよりはるかに少なくなっています。
福島原発の放射性物質の約90-95%は、事故後最初の6週間で放出されました。今も放出は続いていますが、日々の放出量は事故当初とは比べ物になりません。
一方で、福島原発からは、今後も長期にわたって放射性物質が放出されるでしょう。
日本人は、大きな鉄骨のテントを建てて、各原子炉建屋にかぶせる計画です。
現在、最初のテントを建設中で1号機にかぶせる予定です。そして2号機、3号機にかぶせ、最後に4号機にも鉄骨製テントをかぶせます。
鉄骨製テントは、蒸気が外に出るのを防ぎ、蒸気を水にして集め、その水を処理する為に設計されています。
この建設により、"少なくとも福島原発1号機の"9月以降の空気中への放射性物質放出はほとんどなくなります。
放射性物質の多くは、汚染地下水と原発汚染水となり、将来にわたりそれを除去する手立てがありません。
それどころか、日本政府は格納容器の底に溶け落ちた核燃料を取り出す作業の ”開始” まで10年かかると発表しました。
今はまだ溶けた核燃料を取り出す技術が存在しないからです。
思い出してください。核燃料は原子炉を突き抜けて"メルトスルー" して格納容器の底に落ちたのです。
スリーマイル島事故のときは、核燃料が溶けて原子炉の底に落ちましたが、"メルトスルー" はしていません。
今回の現象は、史上初の事なのです。
この作業は、フライパンの底にこびりついた卵を剥がすようなものです。調理時間が長すぎれば、剥がすのは複雑で難しいプロセスでしょう。我々が直面しているのは福島の長期燃料回収計画なのです。
同時に膨大な量の放射能汚染水の処理も進めなければなりません。これには10年か20年かかるでしょう。

(2)日本中で検出されている放射性物質について

私がもっと憂慮しているのは、原発地域外から来る本当の情報です。私の友人で、チェルノブイリでも研究した生物学者達が、科学調査の為に日本に行きました。
彼らは日本が悪い状況にあるとは想像していましたが、今週私に電話をかけてきてこう言いました。”状況は本当に本当に深刻だ。”
彼らは筋金入りの科学者で、放射線をすっと扱ってきていましたが、福島の現状は彼らの想像を更に超える深刻さだと言っていました。
その裏づけの証拠も得られきています。まず最初はシイタケです。原発から30-40マイル(50-60km)位離れた地域で、日本の基準値を大きく超える放射性物質がシイタケから検出されました。
興味深いのは、そのシイタケが屋内で栽培されていたことです。なぜ屋内で栽培されたシイタケから、暫定基準値を超える放射性物質が検出されたのでしょうか?
これは非常に憂慮すべきことです。
もう一度言いますが、福島第一原発から35マイル(55km)位離れた地域で起きたことなのです。

2つ目の証拠は、福島県と福島県外で汚染牛が見つかっていることです。先週、8頭の牛に汚染が確認されたと伝えられ、やがて40頭になり、7/20の今は130頭以上になりました。
この汚染頭数は時間とともに確実に増えると思います。
いくつか興味深いのは、まず汚染牛が福島原発から50-60km位離れたところで見つかっていることです。
そして検出されたセシウムの量が、これまでに定められた人が消費する食品のどんな基準もはるかに超える高レベルだったことです。
牛が市場で売られる際に、日本政府は肉のサンプリング検査をしませんでした。牛の皮をこすった上で外部被曝の有無を確認しただけです。被曝が確認されなかったので市場で売られました。売られたあとでようやく牛肉汚染が明らかになったのです。
このようなやり方は、牛肉汚染の検査方法として容認できません。しかしながら、もっと重要な問題は、牛はどの様に放射能汚染したのかということです。
米国のみなさんは牛の餌にはサイレージ、つまり原発事故前に貯蔵しておいた牧草が与えられると考えるでしょうが、日本では牛の餌に貯蔵された稲わらを与えているのです。
70km以上離れた農家が刈った貯蔵稲わらを、福島県内の牛農家に出荷していたのです。
汚染稲わらの1kg当たりの崩壊数/毎秒/50万個(50万Bq)。
セシウムは半減期30年で、30年後でも25万Bqの放射能になります。
さらにその30年後に12万5000Bqになる。それが半減期という言葉の意味です。
これは福島原発から50-60km離れた場所のことです。米国NRCが、米国市民に福島原発から80km圏外への避難勧告したのを覚えていますか?NRCの勧告が正しかった事を示しているのです。
日本政府は、20-30km圏退避区域設定で止めずに、80km圏内(50マイル)の住民も避難させるべきです!
放射能汚染は福島県外にも広がっています。それなのに、日本政府が放射線被曝を心配しているのは福島県だけのようです。

最後にお話したいのは、80km圏外で何が起きているかです。汚染稲わらが発見されたことからも明らかなように、80km圏外でもチェルノブイリ並みに汚染されている地域が存在するのです。
東京はどうなのでしょうか。私は東京についても心配しています。ひとつ目に、東京の下水処理施設で放射能汚染された汚泥が見つかっています。
通常、汚泥は建設用資材に加工されますが、放射線レベルがあまりに高いため、処分方法が決まるまでは防水シートをかけて屋外で保管しています。
もうひとつ、ある日本人男性が検査報告書を送ってくれました。東京の公園近くの道で採取した土を、この方が直接日本の研究所に持ち込み、自分でお金を支払ってデータ分析依頼したものです。
この報告書を見ると、事故から9日後の3月24日に計測された屋外の背景放射線量が、屋内の背景放射線量の30倍になっていました。
ホットパーティクル(高放射能粒子)が土に降り、それによって放射線線量が非常に高くなった為、測定器が屋内の30倍という数値を検知したのです。
国立がん研究センターは、放射線量を測る方法は確実に知っています。熟練した科学者のデータなのです。



(3)日本で「黒い雨」と呼ばれ始めているものについて

最後にもうひとつレポートをご紹介します。私は毎日、日本の著名な物理学者であるサジ博士からメールをいただいています。
サジ博士は、以前、原子力安全委員会の委員でした。彼は2日前のメールでこう書いています。福島で汚染された稲わらが見つかった件についてです。

「放射能汚染の原因は、事故の後一週間に放射能プルーム雲が通過した時に、稲わらを屋外で保管していたためで、特に ”黒い雨” のせいだと思います。」 Dr.サジ

サジ博士が「黒い雨」という言葉を軽々しく使うとは思えません。事故後の日本が経験したのは確かです。つまり博士は、高放射能プルーム雲が東・北日本の至る所にホットパーティクルを落としたというのです。
日本人は臨機応変な国民です。今週日曜の女子ワールドカップサッカーの優勝がそれを証明しています。
しかし、日本人は自分たちが直面している問題の巨大さを知る必要があります。でなければ的確に対処できません。
政府は、情報を制限するのではなく、放射性物質を制限することが重要なのです!

ありがとうございました。またご報告したく思います。

-END-


2015年放射能クライシス
2015年放射能クライシス
(2011/09/29)
武田 邦彦

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テーマ : 原発事故
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Jo2Rayden

Author:Jo2Rayden
"Not the old create a new era!"
原子力関連、放射線関連の動画に日本語訳、英訳を付けてご紹介させて頂いております。
1/1 GUNDAMの自作動画に東日本大震災の義援金受付先各WEBの紹介を付記してご紹介させて頂いております。
I stay on Earth. I speak Japanese & English.I'm interested in Nuke Power Energy Policy, Donation for East Japan.

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